皆さま、こんにちは。
本日のブログも、小西が担当いたします。
生ひじきレポートシリーズ第3弾は、釜揚ひじきの製造工程のご紹介です。
前回お知らせしましたが、我が魚友店長が横須賀の網元、平敏丸さんに行って生ひじきの水揚げ、選別、釜茹で、水洗い作業を行った様子を写真付きでご紹介します。
普段、何気なく食べているひじきですが、そのひじきが私たちの食卓に上るまで、網元さんをはじめ、漁業関係者の方々の幾重にもわたる丁寧な作業を経ていることがお伝えできれば、と思います。
コロナウィルス感染拡大に伴いご自宅で過ごすお子様たちにも、社会科見学のような感じでご覧いただけたら幸いです。
では、以下、釜揚ひじき製造工程を写真とともにご説明します。
①ひじきを採って、漁港に水揚げします。
②加工場に持ち帰り、ひじきの選別をします。
店長、頑張っているでしょう!
選別では、ひじきの根っこや、ひじき以外の海藻を除いていきます。
かなり根気のいる作業です。
③選別が終了したら、一度、水洗いします。
④水洗いしたひじきを袋に詰め、
⑤鉄棒を括り付けて釜茹でにします。
職人さんの仕事に賭ける熱い情熱と、ひじきを茹でる釜の熱気、皆さまにお伝えしたいです。本当にアツアツです!
⑥生ひじきは2時間釜茹でするのですが、1時間たったところで茹で釜の下にあるひじきと、釜の上にあるひじきを入れ替えます。釜の湯はグラグラ煮えていますから、やけどに注意しながらの作業です。
⑦釜茹で終了後、再度、水洗いします。釜茹でしたひじきはとても熱いので、3段階に分けて水洗いをし、完全に冷まします。このとき、完全に冷まさないと、そこから菌が発生し、食中毒の原因になるとのことです。
⑧完全に冷めた釜揚ひじきをパック詰めにして、商品として出荷します。本日、店長がこの作業をしていますが、残念ながら写真はありません。
以上、釜揚ひじきの製造工程でした。
皆さま、いかがでしたか。私自身は、魚友でお世話になるまで、ひじき=乾燥、とばかり思っていましたので、釜揚ひじきの存在を知って目からウロコでした。釜揚ひじきは、食感がとても良いです。
また、この製造工程をみて、おいしいひじきの背景には、気の遠くなるような細かい手作業や危険を伴う作業があり、そのお仕事に情熱を持って取り組む職人さんたちに感動しました。
さて、本日のお仕事を終えた店長に、釜揚ひじき製造工程のポイントをまとめてもらいました。
<おいしくて安全な高品質釜揚ひじき製造のポイント>
①選別:ひじきの根っこや他の海藻をしっかり取り除くこと
②洗浄1:選別後、ひじきを丁寧に洗うこと
③洗浄2:釜茹で後、3段階に分けて、しっかり水洗いすること
この3つのポイントを押さえた当店の釜揚ひじきは、店長の自慢の一品です!
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どうぞお試しください。